【243】2024/6/2 主日礼拝 『主に任命された者』 ヨハネの福音書<15:16~17> 斉田 基 牧師
16節
あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。
イエス様は、あなたがたが、わたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、任命したと言われました。何のために、任命されたのでしょうか・・・それは、行って実を結び、その実が永遠に残るため・・・
今日も、主は言われます。「わたしの愛する者よ。あなたではなく、わたしが、あなたを選んだ。わたしが、あなたを任命した。」
神様の恵みによって、主イエスを信じる信仰をいただいた皆さんは、豊かな実を結ぶために、もうすでに、神様に任命されました。
今、互いに、「あなたは、神様に任命されました。」と、祝福し合いましょう。
皆さん、神様に選ばれ、任命されたなら、神様は、ご自分が任命された私たちに責任を持ってくださいます。
政治の世界でも、任命された人が問題を起こすと、その人を選び、任命した人に、任命責任が問われます・・・つまり、神様が、あなたを選び、任命したからには、あなたが、その任務を成し遂げることができるように、神様が、必要なもの、助け手、環境、すべてを整えてくださる。
ですから、私たちに必要なことは、神様の任命に忠実になることです。神様に任命されたこと、すなわち、神様が私のために、あなたのために計画された神様の計画に従う限り、神様は、あなたの人生のすべての責任を負ってくださいます。
ローマ人への手紙 8章28節
神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。
もし、私たちが、神様を愛するなら、神様のご計画に従って選ばれた私たちのために、神様は、すべてのことをともに働かせて、益としてくださる。
ですから、まず、第一に、神様を愛することを選んでください。そして、信じてください。
あなたは、神様のご計画に従って選ばれました・・・もうすでに、あなたのために神様が立ててくださった計画に、あなたは任命されていることを信じてください。
もし、あなたが神様を愛し、神様の計画に忠実に従うことを選ぶなら、神様は、あなたのために、すべてのことをともに働かせて、益としてくださいます。
しかし、多くの人が、自分に任された神様の計画が分からないまま、いや、むしろ、神様の計画を知ろうともしないまま、自分の計画に従って生きようとします。
あるいは、自分に任された神様の計画を知ることができても、神様の方法ではなく、自分のやり方、自分の力で、それを成し遂げようとして、失敗します。
そう言われても、私には、神様の計画も、神様の方法も分かりません。どうしたらいいですか?
まず、第一に、神様と、神様のみことばを信じることを選んでください。
主イエスは、「わたしがあなたを選び、あなたを任命した」と言われました。
神様は、もうすでに、私を選んでくださっている・・・私には、神様の計画がある・・・みことばを信じるときに、祈り求める信仰も与えられます。
「神様、どうか、私に分かるように、神様の計画を教えてください。具体的に、私は何を、どうすればいいのか、神様の方法を教えてください。」・・・そのように、みことばを信じるとき、必ず、神様に、祈り求めるようになります。
エレミヤ書 29章11-14節 (14節は、最初の部分だけ)
わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
あなたがたがわたしに呼びかけ、来て、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに耳を傾ける。
あなたがたがわたしを捜し求めるとき、心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしを見つける。
わたしはあなたがたに見出される──主のことば──。
私に平安と希望と将来を与える計画を知っているのは、私ではなく、神様です。
神様が、神様の計画を私のために立ててくださいました。
私が神様の計画を知らないことを、神様は、知っておられるので、こう言われます。
「わたしに呼びかけ、来て、祈りなさい。そうすれば、答える。
わたしを捜し求めなさい。ただ、求めるのではなく、心を尽くして、本気で、わたしを求めなさい。
そうすれば、わたしは、あなたに直接、会って、あなたに、わたしの計画を教える。」
・・・皆さん、神様のみことばを信じれば、信じるほど、ますます、真剣に、神様に祈り求めるように、必ず、なります。
あるマレーシアの女性の牧師は、若い時、未婚でしたが、1人の孤児の少女を引き受けることになりました。・・・母親になった経験もなく、家族もおらず、しかも、非常に貧しくて、自分が食べるのにも困る状況でした。 時には、ミルクも買うことができず、お米の研ぎ汁を飲ませなければならないことも、よくありました。
「神様、なぜ、私、なんですか。こんなに貧しく、経験もない私に、なぜ、この子を任せられたのですか。もっと裕福で、環境が整った家庭に任せてくださった方が良かったのではありませんか。なぜ、私、なんですか」・・・何度も何度も、そう思いました。
「この子のために、私が、一体、何をしてあげられるというのか。なぜ私、なのだろうか。」・・・そう思いながらも、彼女は、一生懸命、自分が思う良い母親になろうと、努力しました。しかし、上手く行かないことばかりでした。
しかし、祈り続けていく中で、ある時、彼女は、変えられました。
彼女は、自分が思い描いていた、「良い母親に、私をしてください」と、祈っていたのですが、いつしか、その祈りが変えられ、「神様、どうか、あなたが、私に願っている母親に、私を変えてください」・・・そう祈るようになっていました。
なぜ自分が選ばれたのか、なぜ自分がしなければならないのか、なぜ、なぜ、なぜ、という疑問が、祈りの中で、神様に信頼し、期待する信仰に変えられていました。
「神様が私を選ばれたのだから、神様は、必ず、責任をもって、必要なものを全部与えてくださる・・・知恵も、力も、私に足りないなら、神様が、全部、助けてくださる。」・・・そう確信をもって、祈る者に、彼女は、変えられたそうです。
皆さん、神様が、あなたを選ばれました。神様に信頼して祈り求めるなら、たとえ、あなたがどんな状況にあっても、あなたが豊かな実を結ぶために、必要なものはすべて、神様が、与えてくださいます。・・・最初は、そう思えなくても、祈り続けるなら、確信に満ちた信仰が与えられていきます。
ですから、私たちは、二つのうち、どちらか一つを選ぶことになります。
神様の計画に生きるために、神様に祈り求めながら、神様と一緒に生きることを選ぶか、
あるいは、神様の計画を祈り求めず、今まで通り、自分の計画に生きることを選ぶか、どちらかを選ぶことになります。
マタイの福音書 7章13節
狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広く、そこから入って行く者が多いのです。
イエス様は、いのちに至る狭い道と、滅びに至る広い道というものがあると言われました。
皆さん、神様の計画に生きる道と、自分の計画に生きる道では、どちらが、いのちに至る狭い道で、どちらが、滅びに至る広い道だと思いますか。
主イエスは、滅びに至る広い道から、入って行く者は多いと言われました。
神様の計画に生きるために、神様に祈り求めながら、神様と一緒に生きることを選ぶ人は、多いでしょうか。
それとも、神様の計画を祈り求めず、自分の計画に生きることを選ぶ人が多いでしょうか。
皆さん、滅びに至る広い道を選んでは、絶対にいけません。私たちは、いのちに至る狭い道を必ず、選ばなければなりません。
神様のみこころは、一人も滅びることなく、私たちすべてが、主イエスを信じる信仰によって、主と共に生きる、永遠のいのちを持つことです。
ですから、皆さん、今、自分がどちらの道を選んでいるのかを、必ず、確認してください。
もし、滅びに至る広い道を選んでいるなら、必ず、いのちに至る狭い道を選び直してください。
そう言われても、自分がどちらの道を歩いているのか、分かりません。牧師さん、教えてください・・・確かなことは私にも分かりません。しかし、それを確実に知っておられるのは、神様です。
だからこそ、主は言われます。
わたし自身、あなたのために立てている計画をよく知っている。
わたしに呼びかけ、来て、わたしに祈り求めなさい。そうすれば、わたしがあなたに答える。
わたしを捜し求めなさい。ただ、求めるのではなく、心を尽くして、本気で、わたしを求めなさい。そうすれば、わたしは、あなたに会って、直接、わたしがあなたに教える。
皆さん、だからこそ、私たちは、祈らなければなりません。
主のみことばが、絶えず、祈りなさい。と命じているのは、祈らなければ、私たちは、狭い道を選ぶことができないからです・・・祈りによる主との交わりがなければ、主と共に歩むいのちの道を歩み続けることができないからです。
Ⅰコリント人への手紙 6章17節
しかし、主と交わる者は、主と一つの霊になるのです。
祈りによって主と交わる者は、主と一つにされる・・・すなわち、主の力が私の力となり、主の勝利が私の勝利となり、主の守りが、私を守ってくださいます。
しかし、祈りによって、主との交わりを持たなければ、いざという時に、「こっちはダメだ。あっちを選ばなければ」と思えても、良い方を選ぶことができない・・・なぜですか・・・私たちは、自分の力や判断力では、良い方を選ぶことができない。
ちょうど、金持ちの青年が、「永遠のいのちを得るためには、どうしたらいいですか」と、イエス様のところに来たにもかかわらず、最終的に、彼が選んでしまったのは、自分の財産のために、永遠のいのちを諦めること。
・・・ですから、皆さん、正しい良い方を選ぶためには、祈りによる主との交わりを通して与えられる、神様の力、正しい判断力を受け取る必要があります。・・・なぜなら、この世の支配者である悪魔が、あらゆる誘惑、欺きなどによって、私たちが選ぶべき良い方を、選ぶことができないように、絶えず、暗闇の力を働かせているからです。
私たちの力では、暗闇の力に打ち勝つことはできません。暗闇の力に打ち勝つためには、祈りによる主との交わりを通して、主から力を受け取る必要があります。
・・・だからこそ、主イエスは、こう命じられました。
マタイの福音書 26章41節
誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。
私たちの肉は弱いです。自分の力では打ち勝つことはできません。だからこそ、祈りを通して主と交わり、主ご自身から力を受けることを学ぶ必要があります。
私たちは、日々の生活の中で、祈りによって主と交わることを、訓練される必要があります。
正しく訓練されるなら、祈りによる主との交わりは、辛いものではなく、むしろ、最高の喜び、最高の癒し、最高の満たしになります。・・・そして、祈りによる主との交わりを通して、私たちに、正しい良い道を選ぶ判断力が与えられ、また、正しい良い道を歩み続ける力も与えられます。
アメリカに、イン・アンド・アウト・バーガーと言うハンバーガーショップがあります。
店舗数では、Macなどに、遠く及びませんが、人気は物凄いそうです。・・・現在、3代目になる女性の社長が、傾きかけていた、そのハンバーガーショップを立て直しました。
実は、社長になる前の彼女は、社長の家という恵まれた環境に生まれながら、様々な問題を起こして、家を飛び出し、ドラッグにまみれたり、いろいろな人生の荒波を経験したり、2回の結婚に失敗し、3回目の結婚をした、そのような状態でした。
そんな中で、突然、お父さんが事故で亡くなりました。そして、大きく傾いていた会社の、社長をしよう、という人はいなかった。・・・それで、彼女に、鉢が回って来ました。
しかし、彼女が、社長になる直前に、1つの大きな変化がありました。
実は、会社が傾く前に、お父さん、お母さんをはじめ、家族全員がクリスチャンになり、そして、みんなで、彼女の救いのために、祈っていました。
そのような時に、会社が傾き、さらには、お父さんが、不慮の事故で亡くなってしまう・・・しかし、神様は、家族の祈りに答えて、彼女に、触れてくださった・・・彼女は、イエス・キリストを救い主として受け入れました。
救われた後も、彼女は、恐怖や幻覚に襲われることが、何度も何度もありましたが、それでも、彼女は、どんどん変えられて行った・・・そのような時期に、彼女は社長になりました。
彼女は思いました。こんな私に、社長なんて、務まるはずがない。会社が普通の状態でも、無理なのに、大きく傾いてしまっているこの状況で、こんな私が、何をしても、どうにもならないのではないか・・・しかし、彼女は、祈りました。
彼女は、一つのことを決心しました。それは、自分が何かをしようとするのではなく、神様が示してくださることをしよう・・・そのために、祈りました。
たとえば、簡単な仕事を一つすることにおいても、1つの会議に出ることにおいても、彼女には、何の経験もなかったので、ただひたすら、「神様、どうしたらいいですか。」と祈り求めて、神様に示されたことだけをやっていくことを決心しました。
その結果、会社は、10年で、劇的に変化しました。会社が変わっただけではありません・・・旦那さんも救われ、さらには、彼女と同じように、問題を抱える女性たちのための施設を作り、人身売買をしているような犯罪組織から、女性や子どもたちを救う働きなど、多くの素晴らしい働きが成されるようになりました。
彼女は、こう証しされていました。
「どんな時でも、神様が喜ぶことを選んで、進んで行った先に、今の成功がありました。」
皆さん、私たちも今日、信仰によって、一つのシンプルな決心をしましょう。
主は言われます。「わたしの愛する者よ。わたしがあなたを選び、あなたを任命した。」
あなたは、もうすでに神様に選ばれてしまったので、もう悩んでも仕方がありません。
むしろ、喜んでください。感謝してください。神様と一緒に素晴らしい働きをするチャンスが与えられました。そのチャンスを無駄にすることなく、主と共に楽しむんだと、決心してください。
そんなことを言われても、具体的に、何を、どうすればいいか、分からない・・・今日、目の前にあることを、神様に祈りながら、一つ一つ、忠実にしてみてください。
お金に問題があれば、神様に、どうしたらいいですか・・・祈りながら、聖書のみことばから、お金について何と語られているかを調べて、神様に示された通りにしてみてください。
もし、仕事や家族や勉強やいろんなことで、時間がなければ、時間さえも、お造りになった神様に、祈り求めてください。
「神様、どうか、私が無駄なことに時間を費やすのではなく、必要なことに時間を用いて、時間をよく管理することができるように導いてください。神様、私は、あなたの導きに従います。」
自分の計画、自分の方法、自分の力で、一生懸命、頑張った結果、どうしようもなくなってから、神様、あなたが、私の計画に合わせて、私の計画を成功させてください・・・そのように、神様を、自分のところに呼んでくるのは、もう、やめましょう。
もちろん、それでも、神様の助けを祈り求めないよりは、祈り求めた方が遥かにマシです。神様は、それでも、私たちをあわれんで、助けてくださることが、よくあります。
しかし、せっかく、神様に祈り求めるなら、
「神様、どうか、私に、あなたの計画を教えてください。私が、あなたの計画のど真ん中を歩むことができるように導いてください」と、祈り求めましょう。
そのように、私たちが神様を愛し、神様の計画に従って、費やした、時間も労力も、財産も、すべてが何一つ無駄になることは、決してありません。
もし、私たちが、神様を愛して、神様の計画に従うなら、神様は、私たちのために、すべてのことを働かせて益としてくださる・・・これが私たちの確信です。
ですから、私たちは、自分の計画を捨て、神様の計画に従って、神様と共に生きることを選びましょう。
自分の道ではなく、主と共に歩むいのちの道を選んでください。
自分の思いのまま生きる、広い滅びの道ではなく、主のみこころを行う、狭い、いのちの道を、選んでください。
主と一緒に歩む狭い道を選ぶために、日々、祈りによって、主と交わる必要があります。
皆さん、祈りによって、主と交わることは、最初は、正しく訓練される必要がありますが、そのうち、むしろ、祈りによって主と交わることこそが、私の最高の喜び、楽しみ、満たしとなります。
ですから、今週、信仰によって、一つのシンプルな決心をしましょう。
それは、祈りとみことばによって、主と交わり、主と共に生きることをまず、第一にするという決心です。この決心は、そのまま、主を愛する決心です。
主のみこころにかなったこのことを決心し、決心した通りに生きることができるように、聖霊様の助けを祈り求めるなら、必ず、聖霊様の力が、皆さんの人生に働きます。
主を愛することを決心する皆さんに、神様の恵みが溢れるばかりに注がれ、皆さんの人生に、豊かな実が結ばれて行くことを、主イエスの御名によって、祝福します。

