【242】2024/5/26 主日礼拝 『使命に生きる』 使徒の働き<3:1~10> 斉田 基 牧師
6節
すると、ペテロは言った。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
今日、覚えて欲しいことは、一つだけです。・・・それは、もし、私たちが、ペテロのように、自分が恵みを受けるだけでなく、受けた恵みを与える使命に生きるなら、聖霊様の力を受ける、ということです。・・・ペテロは、「私にあるものをあげよう」と言いました。
この時、ペテロは、自分が主から受けた恵みを、与える使命に生きました。・・・そのように、主の恵みを分かち合うことが、主の証人としての使命に生きる、ということです。
使徒の働き 1章8節
しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
聖霊様の力を受けるなら、私たちは、イエス様を証しする証人・・・それも、地の果てにまで、出て行って、イエス様を証しするようになる・・・すなわち、「イエス様、すごい、素晴らしい、こんなことまでしてくださるなんて!」・・・そのような体験を、神様が、私たちにさせてくださる。
体験してもいないのに、「神様は、私に、こんなに良くしてくださった」と言うなら、それは、偽りの証言です。・・・神様は、まず、私たちに、考えられないほど、良くしてくださる、素晴らしい恵みを体験させ、証言させてくださる
・・・もし、まだ、その恵みを体験したことがなければ、今日、共に祈り求めましょう。神様は、喜んで、恵みを与えてくださいます。あなたに恵みを与えるために、イエス様は、十字架で死んで、よみがえられました。・・・神様に、求めるなら、必ず、恵みを与えてくださいます。
イザヤ書 43章12節
このわたしが、告げ、救い、聞かせたのだ。あなたがたのうちに、異なる神はいなかった。だから、あなたがたはわたしの証人。──主のことば──わたしが神だ。
皆さん、もし、あなたが、主イエスを信じて、救いの恵みを受けたなら、あなたには、神様の素晴らしさを体験する権利があります。
ですから、「主よ、私は、あなたが素晴らしいお方であることを証しする使命に生きます。そのために、私に素晴らしい恵みを体験させてください」・・・そのように祈り求めてください。
いや、ペテロやヨハネのように信仰の強い人なら、そうかもしれないけど、私には無理だ・・・しかし、皆さん・・・今日のみことばの、出来事の数ヶ月前、ペテロとヨハネは、引きこもりでした。
彼らは、イエス様と一緒に、数多くの癒し、奇跡を体験し、神様の素晴らしさを体験していたにも関わらず、彼らはイエス様を裏切りました。恐れのゆえに、引きこもっていました。・・・体は、自由に動かせるのに、彼らの心が縛られていました。
怖くて、悲しくて、弱くて、何もできなかった。・・・しかし、そんな彼らが、完全に変えられてしまった・・・イエス様、すごい!よみがえられた!今も生きておられる救い主だと、自分自身で体験し、全世界に証しする証人に変えられました。
そのように彼らを変えてくださったのは、聖霊様です。彼らは、聖霊様の力を受けました。
彼らを変えてくださった聖霊様は、今日、皆さんをも変えてくださいます。
必要なことは、ただ一つ・・・自分が恵みを受けるだけでなく、受けた恵みを与える使命に生きることです。・・・すなわち、イエス様の証人としての使命に生きることを、決心して、祈り求めることです。
使徒の働き 4章29-31節
主よ。今、彼らの脅かしをご覧になって、しもべたちにあなたのみことばを大胆に語らせてください。
また、御手を伸ばし、あなたの聖なるしもべイエスの名によって、癒やしとしるしと不思議を行わせてください。」
彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。
イエス様のみことばを大胆に語らせてください。イエス様の御名によって、癒しとしるしと不思議を行わせてください・・・この祈りは、「どうか、私に、イエス様が素晴らしいお方であることを証しさせてください。神様の栄光を現させてください」という祈りです。
皆さん、もし、主イエスを信じたのに、なぜ、私は、聖霊様の力を受けられないのかと思うなら、自分が、今、何のために生きているかを確認してください。
今日という日を、何のために生きておられるでしょうか。・・・特に何の目的もなく生きておられるでしょうか。・・・もし、主のために生きることを選ぶなら、もし、主の栄光を現すために生きるなら、私たちは聖霊様の力を受けます。
もし、私のために死んで、よみがえられたイエス様のために、今も、私と共にいて、私を愛し、私を喜んでくださり、私がすることすべてを助けてくださるイエス様が、どれほど素晴らしいお方なのかを証しするために、力を与えてくださいと祈り求めるなら、私たちも、彼らのように、聖霊様の力を受けます。
彼らが祈り終えると 集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。
・・・皆さん、聖霊様に満たされると、すなわち、聖霊様の力を受けると、私たちは、大胆になります。・・・大胆とは、恐れの反対の言葉です。恐れに打ち勝つ姿、それが大胆な姿です。
生きていれば、恐れはやって来ます。ペテロたちも、恐れのゆえに、引きこもっていまし
た。しかし、聖霊様に満たされたとき、打ち勝ちました。
恐れに打ち勝ったからこそ、受けた恵みを、与える使命に生きることができました。
皆さん、イエス様を証しすることに、喜びを感じますか、それとも、恐れを感じますか。
私たちを恐れに打ち勝たせる力、私たちを考えられないほどの喜びで満たす力・・・それが、聖霊様の力です。
ですから、皆さん、聖霊様の力を受けないまま、信仰生活をしていこうとしないでください。・・・聖霊様の力を受けるなら、喜んでイエス様を証しするクリスチャンになります。しかし、受けなければ、信仰生活に疲れ果てていく、苦しいチャンになってしまいます。
皆さんが、聖霊様の力を受け、今まで、絶対にできなかったことを、今や、愛するイエス様と一緒にできる、その喜びの使命に生きることを、主イエスの御名によって、祝福します。
主の使命に生きることを選ぶとき、私たちだけが恵まれるのではなく、私たちを通して多くの人が恵みを受け、神様に感謝するようになります。
そのための力を与えてくださるお方が、聖霊様です。聖霊様は、私たちが使命に生きることを助ける助け主です。・・・だからこそ、皆さん、もし、主イエスを信じたにもかかわらず、聖霊様の力を受けていないなら、自分が、何のために生きているのかを再確認して、もう一度、主のために、主の使命に生きることを決心し直してください。
今年のイースターのとき、東京のある教会で、フルートアンサンブルのコンサートをしました。・・・しかし、一人の姉妹が、コンサートの10日ぐらい前から、喘息になりました。
それまで、喘息になったことはなかったのですが、病院に行くと、「これは喘息です。悪くなることはあっても、良くなることはありません。」と言われました。
息が苦しくて、まともフルートを吹くこともできず、練習することも難しい状態でした。
イースターの前、水曜日の祈祷会で、彼女がそのような状態であることを聞いた牧師は、祈祷会の中で、神様に祈りました。・・・その時、神様から、「イエス・キリストの御名によって大胆に宣言しなさい」と示されました。
そう示されたとき、彼のうちには、恐れがやって来ました。・・・何百人という人が見ている、この状況で、そんなことを宣言して、そうならなかったらどうしよう・・・
しかし、彼は、恐れに流されるのではなく、使命に生きることを選んで、祈り始めました。その時、彼は、異言で祈りました。自分の言葉では、どう祈ったらよいか、分からなかったので、聖霊様の助けを求めて、異言で祈りました。
すると、その時、満たされました。恐れに打ち勝つ大胆さが与えられました。
それで、彼は、今日、体調不良や風邪など様々な理由で、日曜日のコンサートに出れないかもしれない、と恐れている方がおられるでしょうか。
しかし、今、イエス・キリストの御名によって宣言します。
癒されます。そして、日曜日には、素晴らしい奉仕ができます。
・・・土曜日になりました。前日の練習なのに、彼女の状態は良くなるどころか、むしろ、悪化し、フルートを吹くことさえもできなくなって、彼女は、涙を流しました。
当日、コンサートは、日曜日の礼拝の後、午後からの予定でした。2時間前になっても、彼女の状態は変わらなかった。彼女のうちには、恐れがいっぱいありました。
しかし、諦めませんでした。礼拝の中で、祈りました。
主よ、この恐れに打ち勝たせてください。ただ、癒されるだけではなく、この苦しみ、この試練に打ち勝たせ、あなたの栄光を現わす証しにしてください。
すると、不思議なことに、礼拝の賛美の中で、完全に癒されました・・・そして、コンサートの奉仕を全うすることができ、翌日、病院に行くと、「治っていますね。もう来なくてもいいですよ。」
皆さん、私たちは、いろんなことを恐れてしまいます。
しかし、その恐れの中で、もし、使命に生きることを決心し、祈り始めるなら、恐れに打ち勝つ、聖霊様の力が与えられていきます。
皆さん、このことを自分自身で確認してみてください。・・・主の使命に生きることを選んでいるか、どうか、です。・・・聖霊様の力は、あなたを愛し、あなたを救うために、十字架で死んでよみがえられた救い主イエス・キリストを証しするために、与えられる神の力です。
今も、あなたと共におられるイエス・キリストを証しする使命に生きることを選ぶとき、聖霊様の力が与えられていきます。
もちろん、使命に生きることを選んでも、恐れはやって来ます。だからこそ、祈ります。
恐れの中でも、イエス様が素晴らしいお方であることを証しするために、祈るとき、恐れに打ち勝つ聖霊様の力が与えられます。
ある宣教団体が、南アジアで、最初に開拓した教会で、主に用いられた女性は、盲目でした。
実は、当初、彼女は、弱い視力ではありましたが、見えていました。
しかし、彼女はイエス様を信じて間もなく、妊娠したとき、医師から、忠告を受けました。
「もし、出産するなら、母子ともにいのちを落とします。危険ですから、諦めてください。」
しかし、彼女は祈りました。・・・みことばが与えられました。「見よ。母の胎の中の子どもは、神からの賜物である」・・・そのみことばを握って、彼女は、祈りました。
「主よ、お願いします。この子は、あなたからの賜物ですから、この子を無事に出産させてください。私は、どうなってもかまいません。でも、あなたから頂いた、この子だけは、出産させてください。そうすれば、この子の人生を、あなたにおささげします。」
出産は、命がけでした。・・・神様の恵みによって、赤ちゃんを産むことができ、彼女のいのちも助かりましたが、それによって、彼女は、両目の視力を、完全に失いました。
彼女は、神様にささげた、子どもの名前をペテロと名付けました。
その後、その地域で、初めて生まれた教会の最初の礼拝に、5、60人ぐらいの人が集まりましたが、そのうちの半分以上が、この盲目の女性を通して、イエス様に導かれた人たちでした。
イエス・キリストを信じるというだけでも、迫害され、最悪、命まで奪われるその地域で、しかも、道路は舗装されておらず、盲人にとっては、歩くだけでも危険な地域でした。そんな状況で、盲目の彼女は、どうやって、伝道したのでしょうか。
「神様、あなたに、この子の人生をささげます」と言って、生まれてきた子ども・・・ペテロが、彼女の目となり、杖となってくれました。
ペテロは、2歳の時から、お母さんの手を引いて、一軒一軒、家を訪問しました。
そこで、彼女は、イエス・キリストのこと、自分の身に起ったこと、なぜ自分が視力を失ったのか、しかし、それでも神様が、どんなに大きな恵みを施しくださったのかを、証ししてまわったのです。
彼女は、こう証しています。
私は、視力を完全に失いました。しかし、まだ、視力が残っていた時よりも、ペテロと一緒に、イエス様に仕え始めた時、イエス様を身近に感じるようになりました。
私は、息子の顔を見ることはできません。
でも、私は、イエス様を、もっとはっきりと見ることができるようになりました。イエス様の息遣いすら感じられるぐらいです。
主は、彼女を用いて、その地域で、初めての教会を生み出しました。
今では、その宣教団体を通して、700以上の教会が生み出されています。
彼女は、今も、イエス・キリストを証しし続けています。ペテロは、成長し、こんなになっているそうです。
皆さん、彼女たちに、今も聖霊様の力が働いているのは、彼女たちが主の使命に生きることを選び続けているからです。
祈りによって、イエス様をいつもそばに感じながら、イエス様が素晴らしいお方であることを、証しする、喜びの使命に生きることを選び続けているからです。
皆さん、私たちも、使命に生きるために、主に選ばれました。
私たちは、イエス・キリストの証人です。
主の使命に生きることを選びましょう。主の使命に生きるための力、聖霊様の力を祈り求めましょう。
今、この時間、私のために死んで、よみがえられた主に、どうか、私に、あなたの恵みを体験させてください。
今も、あなたが、本当に、私と共にいてくださり、私を愛してくださり、私を喜んでくださることを体験させてください。
主よ、あなたが、私に関わるすべてのことを成し遂げてくださること、祝福してくださること、どうか、私にあなたの偉大な恵みを体験させ、主よ、あなたのことを、証しさせてください。
あなたを証しするための力、聖霊様の力を、私に与えてください」
そのように、祈り求める時間を持ちましょう。

